2006年9月21日 (木)

自民党総裁選結果

20日の自民党総裁選は安倍官房長官の圧勝で終わりましたが、麻生氏の健闘も光るものがありました。

麻生氏、「ポスト安倍」に手応え

≪谷垣氏は次のチャンス狙う≫

 20日の自民党総裁選で、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相は安倍晋三新総裁に大きく水を空けられたものの、いずれも目標を上回る票を獲得した。特に、136票を獲得して「2位争い」を制した麻生氏は「議員票、地方票とも伸びた」(陣営幹部)と分析。「次は麻生だ、という結果だ」(参院中堅)として「ポスト安倍」に手応えを感じている。谷垣氏は今後、安倍氏に批判的な勢力の取りまとめ役として活動し、次のチャンスを狙う考えだ。

 麻生氏は総裁選後、選対本部で「捲土(けんど)重来。改めて頑張りたい」とあいさつ。安倍氏は政策的に近い麻生氏を重要ポストで処遇する意向で、麻生氏自身も「選挙が終われば党員、国会議員として、与えられた仕事に全力を期す」と意欲をのぞかせた。

 陣営では、今回の得票で一定の発言権が確保できたとして「麻生イズムを安倍新総裁も取り入れてほしい」(鳩山邦夫選対本部長)とみており、安倍政権でも影響力を示したい考えだ。

 一方、谷垣氏は102票と3けたの大台に乗せ、陣営は「大健闘」との受け止めだ。特に、苦戦が予想された議員票が伸びたことに意を強くしている。

 谷垣氏は選対本部でのあいさつで「しっかり旗は立てられた。主張したことを党の主流にできるよう精進したい」と強調。陣営では「自民党に幅広い意見があり、何割かは反映できた」(園田博之衆院議員)として、安倍政権に距離を置く議員の受け皿づくりを目指す方針だ。

(09/20 20:50) 産経新聞

 有効票702票のうち、1位安倍氏+2位麻生氏の獲得票数が600票、85.5%を超えました。安倍、麻生両氏共に保守色濃厚で考え方にも通ずるものがあります。

 この二人の外交に対するスタンスはほぼ同じということを考えると、サヨクマスコミが必死で煽った特定アジア外交に関しては、「土下座外交を転換する」ということで答えが出たようです。非常に残念なことですが、結果が出たからには潔く敗北宣言を出していただきたいものです。それがけじめってヤツじゃぁないでしょうか。

 しかしながら、そんなことは忘れた振りして、ここぞとばかりにサヨクマスコミや民主党、社会党、媚中派などの小泉首相にやられっぱなしだった抵抗勢力が攻勢をかけてくると思われます。こういうことは最初が肝心です。85.5%の支持を背景に二人で力を合わせて乗り切ってぶっ潰していただきたいものです。

 今回の麻生氏の得票数2位は非常に意味があります。特に地方票で谷垣氏に2倍近い差をつけたのは大きく、党員に幅広い支持を受けている証拠です。安倍氏にはこの“保険”を有効活用して、思い切った党内運営をし、改革の継続と日本の再生を目指してがんばっていただきたいと思います。

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2006年9月 1日 (金)

麻生太郎の家庭内外交

麻生外相は妻対策も万全のようです。

麻生外相「妻を二重にだました」 イラク電撃訪問で秘話

 麻生太郎外相は31日配信の小泉内閣メールマガジンで、「妻を二重にだました話」と題し、3日にイラクのバグダッドを電撃訪問した際の裏話を披露した。

 訪問は外務省幹部ら7人しか知らなかった隠密行動で、家族にも内緒にしていた。ところが、米軍ヘリに持ち込める小型の旅行カバンがなく、7月末に外遊先のクアラルンプールで女性用カバンを購入し、妻の千賀子さんに「ほら、お土産だ」と渡した

 数日後、「ちょっとアレ貸してくれないか」と切り出すと、千賀子さんは「どこいくの?危ないところ?」。それでもシラを切り通したという。メルマガにもない秘話なのだが、帰国した麻生氏を待ち受けていたのは、千賀子さんの「あなた、普段お土産なんか買ってきたことないじゃない」というひと言だった。

(09/01 01:26) 産経新聞

 8月3日にバグダッドを訪問した際にこんな裏話があったのですね。凄腕の麻生外相も家庭内外交に関しては千賀子さんのほうが一枚上手。わかっていてもだまされてあげるのが妻の優しさ、内助の功なのでしょう。

 しかしながら、あの強面で女物のカバンを持って自衛隊のC130輸送機からバグダッドに降り立ち、米軍のヘリコプターに颯爽と乗り込む姿を想像するだけで笑えますネェ。

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2006年8月18日 (金)

土下座外交の転換

首相退陣も近くなり、自身の提唱した「戦略的外交」も追い込みにはいっています。

ウラン開発で共同声明へ 首相のカザフ訪問で

 政府は17日、小泉純一郎首相が28日に中央アジア・カザフスタンを訪問する際にナザルバエフ大統領と、世界第2位の埋蔵量がある同国のウラン鉱山開発の技術協力などを盛り込んだ共同声明を発表する方針を固めた。
 小泉首相は、日本の閣僚が従来訪問したことがない国々を重点的に訪れるよう自ら閣僚らに指示した「戦略的外交」の一環として、ウランのほかにも石油、天然ガスなどの天然資源が豊富な中央アジア地域を選んだ。ウランは、世界的に需要が高まっており、日本としては資源の供給元を広げたいという狙いがある。

共同通信

松田科技相も地味に頑張っているようです。

カダフィ大佐と松田科技相会談 リビア

 リビア訪問中の松田科技相は16日夜(日本時間17日朝)、最高指導者カダフィ大佐と会談した。日本の閣僚が大佐と会談するのは初めて。松田氏はリビアの核開発計画廃棄を「世界平和に大きく貢献している」と高く評価。カダフィ氏は「北朝鮮などに対しリビアの例にならうよう働きかけているが、この取り組みがより効果を上げるには先進諸国の一層の協力が必要だ。日本が他の先進国にもリビアに協力するよう説得する役割を果たしてほしい」と応じた。

 松田氏が「日本と、石油資源の豊富なリビアとは、相互補完的な協力関係にある」と協力を促進したい意向を示したのに対し、カダフィ氏は「(両国の)関係を促進する障害は何もない。リビアは安定的な石油供給を行える国だ」と応じた。

2006年08月18日09時13分 朝日新聞

日本と中国は限られた資源をめぐって争うライバルです。

 日本はその卓越した技術力と経済力で平和的に資源の供給国と相互補完関係を築けますが、中国が資源の対価に与えられるものは不正武器輸出に代表される“暴力”しかありません。日本は生産を、中国は破壊を生み出しているのです。

 今後のアジア地域の安定と発展を妨げる一番の要因は、政治、軍事、経済面で台頭する“ルールを守らない国”中国であります。

 日本としてはアジアで唯一の対抗軸として、正面から中国と向き合い、「戦略的外交」を駆使してアジアの安定勢力を作り上げ、発展できるルール作りをしていかねばなりません。もう、以前までの土下座外交はいらないのです。

 それが、麻生外相の唱える「外交の転換」ではないでしょうか。必要なのは日本のリーダーシップを前面に出した関係改善であり、親中の虫が唱える「アジア外交のビジョン」とは天と地の差があります。

 いい加減、やつらにも中・韓が騒げば、日本が土下座して金を出すという関係が異常だということに気がついてほしいものです。まぁ知っててやっているとは思いますが、一応参考までに申し上げておきます

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2006年8月16日 (水)

北方4島は日本固有の領土です

ここが突っ張りどころです。負けるな。

麻生外相、謝罪と遺体の引き渡し求める…漁船拿捕事件

 北方領土の周辺海域で日本漁船がロシア国境警備隊から銃撃を受け、拿捕(だほ)された事件で、日本政府は16日、外交ルートを通じてロシア政府に厳重に抗議し、<1>死亡した乗組員の遺体の速やかな引き渡し<2>他の乗組員、船体の即時解放<3>銃撃した人物の処罰――を求めた。

 しかし、ロシア側は、漁船がロシア領海を侵犯したとし、正当な対応だったと主張した。

 麻生外相は16日夕、ロシアのガルージン駐日臨時代理大使を外務省に呼び、「日本の領海内で起きた事件であり、容認できる話ではない。日本人の生命が失われたのはゆゆしき事態だ」として、謝罪と遺体の引き渡しなどを求めた。

 ガルージン氏は「ロシア当局としてこのような事件発生を望んでいなかった。人命が失われたことは大変残念だ」と述べる一方、「漁船がロシア領海を侵犯し、ロシア警備艇はロシアの法に基づき、その権限の中で行動した。漁船は停戦命令にただちに応じず、逃げようとして危険な行動をした」と訴えた。

 これに対し、外相は「領土問題に対するわが国の立場から、説明は受け入れられない。いかなる理由があろうとも、銃撃によって人命を失わせることは正当化できない」と反論した。

(2006年8月16日20時34分  読売新聞)

北方4島は日本固有の領土です。今回の事件は領土侵犯などではなく、ロシアの法に従う必要もない。日本はこのロシアの犯罪行為を断じて許してはならない。

麻生外務大臣のご健闘を期待します。

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北方4島に関するテレビCMを見なくなって久しい。日本人(もちろん私も含めて)は領土問題にもっと関心を持つべきです。

もし、大東亜戦争の総括が必要というのならば、まずはロシアのだまし討ちで奪われた北方4島について議論せねばならないでしょう。それが順序というものです。

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2006年7月28日 (金)

麻生太郎とウルトラマン

これはもう、わかっててやっとるとしか思えんね。

麻生氏、ASEAN外相夕食会でウルトラマンと寸劇

クアラルンプールでの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)参加国外相らによる27日夜の夕食会で、恒例の隠し芸大会があり、麻生太郎外相は米俳優ハンフリー・ボガートばりのトレンチコート姿で寸劇を披露し、共演した「ウルトラマン」とともに拍手喝采かっさいを浴びた。 Sei0431

 ←(バルタン星人が突然変異したロブスター役らしい)

麻生外相率いる日本代表団の寸劇は、感染症が流行した東アジアを外相が救うとのストーリーで「地域協力促進などのメッセージが込められている」という。ASEAN地域でも人気のウルトラマンが登場すると会場が沸いた

 寸劇後、着替えのためにウルトラマンやバルタン星人らと会場を出た麻生外相は、ASEAN各国の記者やカメラマンに取り囲まれて撮影をせがまれていた。

 注目されたのは、ライス米国務長官のピアノ演奏。強行日程の疲れも見せず、深紅に金の模様をあしらったひざ上丈のドレスをひらめかせながら、ボディーガードに囲まれてさっそうと登場。ブラームスなど2曲を軽やかに演奏し、10代のころピアニストを目指したという腕前で会場を魅了した。(共同)

(07/28 09:42) 産経新聞

動画はこちら(ヤフーヘッドライン)ライス米国務長官のピアノ演奏もあるよ!

この方が2ちゃんねらってうわさは、私の中で確信に変わりました。

麻生太郎外務大臣経歴(まとめサイトより抜粋)

以下抜粋

保守系で愛国者。 英米・台湾好き。 中国・南北朝鮮 嫌い
・朝日新聞など反日サヨク系のマスコミを目の敵にしている
・明治維新の元勲・内務卿、 大久保利通の玄孫吉田茂 総理大臣の孫
・筑豊の炭坑王と呼ばれた祖父が築いた 麻生財閥(グループ企業80社)の当主
曽祖父は 岩倉遣欧使節団の一員で 外務・宮内大臣・枢密顧問官などを歴任した牧野伸顕(伯爵)
・妻は 鈴木善幸 総理大臣の娘で、 実の妹は皇族(三笠宮寛仁親王妃)
学習院大卒で、スタンフォード大学大学院・ロンドン大学大学院にも留学
・スタンフォード卒業直前に 吉田茂の働きかけで ロンドン大大学院に無理やり転校させられる
・西アフリカ・シエラレオネにダイヤモンド鉱山開発で2年間滞在するも 内戦・革命が勃発し退却
・会社は 日本統治時代に朝鮮人を酷使し、敵対されているが、全く気にしていない
生まれはいいのに 炭鉱町で育ちが悪いのか、べらんめえ調で口が悪い
英語はペラペラ、スタンフォード時代に覚えたアメリカ英語をロンドンで矯正させられる
・地元での絶大な経済力・権力・華麗な家系ゆえ、部落やチョンも手を出せない
・クリスチャンながら、毎年必ず靖国参拝(祖父吉田茂と 小学生の頃から)
創価学会に敵対的で、野中広務を毛嫌いし、貧民部落出身と攻撃
漫画歴60年? 雑誌は週20冊。ジパングが好き。三国志にジョジョやバキ、犬夜叉その他あらゆる漫画を読む
・もちろん、普通の本も大量に読み、もの凄い知識量である。 頭はいいし、話題が豊富
・羽田空港のVIPルームでローゼンメイデン(美少女オタ系漫画)の1巻を読んでいるのを2ちゃんねらに目撃される
・大富豪のビルゲイツを呼んで、国会の安いカレーライスをおごる
・クレー射撃の元オリンピック(モントリオール)代表選手。 好きな漫画は もちろんゴルゴ13
・国会で「ネットで問題の掲示板が・・」に対し、「それって2ちゃんねるのこと?」と聞き返す
中国や韓国から 激しく敵視されているが、彼のほうでも中国・韓国を嫌っている
・総務大臣室にはゴルゴの「俺の背後に立つな」ポスターと、回転するフィギュアが置いてあった。
・後援会集会では、夫婦揃ってヅラにド派手衣装でマツケンサンバを歌い踊る

抜粋終わり。たぶんこの後にはこう続く。

・ASEAN外相会議夕食会で、ウルトラマン、バルタン星人と競演。

もしかしてウルトラマンとの競演はこれを意識したかもしれません。

ウルトラマンガタロウ

改めてを見ると経済力、家系、経歴どれをとって見てもすごいものがありますね。さすがローゼンメイデンを愛読し、第八のドールといわれるだけのことはあります。(←詳しくはまとめサイトのアルバム内で確認してください)

当然総裁選もやる気です。

「予想あてにならぬ」麻生氏、安倍氏独走に懐疑論

しかし現実は厳しい。。。

自民総裁選、安倍氏が大幅リード…読売国会議員調査

自民総裁選:安倍氏支持が半数…一強状態に拍車 県連調査

がまだまだわからない。福田氏不出馬を受けて、単独2位に上がってきたことは確かです。8月15日以降、候補者が乱立したときに票が割れれば、決戦投票になる可能性もあります。

安倍長官の独走状態ではありますが、麻生外相にはがんばっていただき、総裁選を盛り上げていただきたいものです。谷垣財務省は二人で協力してつぶしてください。

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麻生太郎HPはこちら

麻生太郎事務所(中国・韓国との外相会談の詳細が載ってます)

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2006年7月21日 (金)

餌に釣られて自己崩壊

「天皇陛下のお心」について、あの方が発言しました。

閣僚から発言相次ぐ 靖国神社のA級戦犯合祀

 昭和天皇が靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したメモが見つかったことについて、21日の閣議後の記者会見で閣僚から発言が相次いだ。

 川崎厚労相は「一代議士として分祀(ぶんし)が行われてほしいという思いを持っている。(9月の自民党総裁選に向けて)様々な議論が出てくることは間違いないだろう」と述べ、靖国問題が総裁選での争点の一つに浮上するとの見通しを示した。一方で「(分祀するかどうかは)宗教法人自身が判断することで、政治家としてのりはこえてはならない」とも述べた。

 また谷垣財務相は「発言を慎みたい」としたうえで「昭和史にとって大変大事なこと。学問的観点から冷静な検討をしてもらったらどうか」と述べた。同時に分祀(ぶんし)論を唱える古賀誠元自民党幹事長の名を挙げて「いろんなご努力には共感する点があるとも語った。

 一方、麻生外相は「天皇陛下の話を政治に巻き込みたいという意図が感じられる。それに関して答えることはない」と述べ、メモの内容に対する言及を避けた。

 麻生氏はこれまで、天皇の参拝が中断した理由について、75年に当時の三木首相が「私人として参拝」を強調したことを理由として挙げてきた。この日の会見でも「基本的に(今も)そう思っている」と語った。

2006年07月21日12時58分 朝日新聞

やはり、注目すべきは麻生外務大臣の発言です。

天皇陛下を政争に巻き込みたい意図があることについては同感です。答える必要もありません。

注目すべきは75年の三木首相が「私人として参拝」を強調したことを理由としてあげた点です。では、三木首相の「私人として参拝」を強調したことが、どうして天皇陛下の靖国参拝を妨げることとなったのでしょうか?

以下Excite質問広場より抜粋

 >>昭和天皇が,靖国神社にA級戦犯合祀後に参拝されていないのは事実ですが,A級戦犯が合祀されたから参拝していない訳ではありません。同じ戦犯でも,BC級戦犯が靖国神社に合祀された以降にも,昭和天皇は靖国神社に参拝しています。
 
 1975年,三木武夫首相が,戦後の首相としては初めて,終戦記念日に靖国神社を参拝しました。この時,政教分離の原則に反するのではないかとの指摘に「私的参拝である。」と言い切っています。
 私的参拝四原則と言うのを掲げたのです。
1 公用車を使用しない。(実際にタクシーで行かれた)
2 玉串料は私費から支出する。
3 記帳する際には肩書きを書かない。
4 公職者を随行しない。

 
 この1975年の11月21日に昭和天皇・香淳皇后が靖国神社と千鳥が淵戦没者墓苑に参拝しています。
 この両陛下の参拝に際して国会で議論になりました。両陛下の参拝は私的参拝か,公式参拝か。
 三木首相が掲げた私的参拝四原則ですと,天皇は,1と4をクリアできず,それ以後両陛下が靖国神社に参拝されなくなりました。1975年11月21日に参拝されたのが最後となりました。
 A級戦犯が合祀されたのは,その後の1978年です。
 
 首相が靖国神社に参拝するたびに「私的参拝か?公式参拝か?」などと議論されました。天皇が皇居外でなさる行事は全て公式行事であるため,私的参拝はあり得ず,天皇自ら参拝すると世の中をひっくり返したような騒ぎなることが分かっているので,参拝なさりません。
 
 なお,靖国神社の春と秋に行われる例大祭には,勅使が遣わされています。<<

抜粋終わり

つまり、麻生外務大臣は天皇陛下が靖国神社を参拝しない理由について、三木首相の私的参拝四原則が原因だといいたいわけです。

朝日新聞は天皇陛下のお言葉から、天皇陛下が靖国参拝をやめた理由にA級戦犯の合祀を挙げていますが、公式参拝についてはどう考えているのでしょうか?

そこで。。。

朝日新聞広報部に電突しちゃいました。

電話に出たのは50歳くらいかな?結構お年を召された方でした。

私:昨日の朝日新聞の夕刊の記事についてお聞きしたいのですが?

広:どういったことですか?

私:御社は記事の中で、「天皇陛下が靖国神社に参拝しなくなったのは、A級戦犯合祀が原因」だとおっしゃってますが、朝日新聞としては天皇陛下の公式参拝には賛成なさるのですか?

広:(しばし絶句)・・・それはここではわからないので、質問書などにして送っていただくかしていただかないと・・・

私:では、こちらから文書にして送れば、必ず回答していただけるのですか?

広:それは・・・その・・・(とにかくはっきりしない)

私:それでは、あなた個人の考えでもいいのでお答えいただけますか?

広:政教分離の原則があって、公人の参拝は・・・(とにかくはっきりしない)

私:公人の参拝は反対するってことですか?

広:そうです・・・総理大臣も公人だから云々・・・

私:天皇陛下は存在自体が公の人ですよね、つまり朝日新聞としては天皇陛下の公式参拝には反対すると考えてよろしいですか?

広:(しばし絶句)あの・・・録音なさっているんですか?(対応マニュアルがあるのか?)

私:どうでしょう

広:ならお答えできません

私:わかりました。では失礼します。

ついでに問い合わせフォームからメールも送っておきました。

以下原文

朝日新聞は靖国神社のA級戦犯合祀が、天皇陛下が靖国神社に公式参拝しなくなった理由だと報道されていますが、もし、分祀が実現された場合、御社は天皇陛下の公式参拝を支持するのか?否か?是非聞かせていただきたい。回答をお待ちしております。

私も電突するのは初めてなので、いまひとつ要領を得ず、よーめんさんの様にはいきませんでしたが、とりあえず、朝日としては突かれたくない点であることは確かです。

つまり・・・

あの馬鹿どもは目の前の餌に釣られて自己崩壊を始めたということです。

これで、もし分祀が実現されて、さて天皇陛下が公式参拝をなさろうとしたとき、朝日新聞は一体どうするつもりなんでしょうか?

まさに、三輪さんの言うところの”収拾のつかない支離滅裂な自己撞着に陥った”というべきか。

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2006年7月11日 (火)

日本外交の変化

日本の特定アジアに対する外交姿勢が、明らかに変化したようです。

北朝鮮制裁案、採決向け中ロ説得 麻生外相ら

北朝鮮のミサイル発射問題で麻生外相は、国連安全保障理事会に提出した制裁決議案の採択を目指し、中国外相と電話で協議するなど中ロへの説得工作を続けた。10日には米国のライス国務長官との電話協議で日米の連携を改めて確認し、来日したヒル米国務次官補とも対応策を話し合った。安倍官房長官も同日、ハドリー米大統領補佐官と電話で協議し、日米で結束して中ロへの説得にあたることで一致した。

決議案に反対する中ロ両国に対する働きかけは11日未明にも見込まれる国連安全保障理事会での採決直前まで続く。

 麻生外相は9日、議長声明の対案を示した中国の李肇星(リー・チャオシン)外相と電話で約35分間協議した。麻生氏が拘束力のない議長声明案に格下げする考えはないとして理解を求めたものの、中国側は同意しなかったとみられる。

 麻生氏は9日のテレビ番組で「反対している国は1に中国、2にロシア。両国が拒否権を使うか棄権に回るかは今からだ」と説明。「ロシアは棄権の可能性がある。中国は棄権が希望だ。(反対国が)一国だけに追い込まれて拒否権を使うことは常識的に考えられない」と分析した。まずロシアに棄権・欠席するよう説得を先行させていることを示唆した。

 一方、中国の武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官は10日に訪朝し、北朝鮮当局と意見交換する。だが、外務省幹部は9日、「北朝鮮が武次官に『ごめんなさい。もうやりません』と言っても中国の行動や発言へ影響を与えるだけで、我々には関係ない。7発発射したことへの決議案だからそのまま採決を目指す」と語り、訪朝の結果を待たずに採決に持ち込みたい考えを示した。

 また、ヒル氏は麻生氏との会談後、記者団に「北朝鮮には孤立するか、国際社会に参加するかの選択肢しかなく、6者協議に戻り、共同声明の合意を履行すべきだ」と述べた。

2006年07月10日12時48分 朝日新聞

麻生外相が安保理決議に向けて奔走していますね。ほんの数ヶ月前まで、日本の外相と外交官幹部からこんな発言が聞くことになろうとは思いもしませんでした。今、国際社会に参加するかどうかを試されているのは中国なのかもしれません。

こういう国際的な北朝鮮非難の流れに対して、朝日新聞も7月6日付けの社説にて、北朝鮮のミサイル問題を日韓中の共通の脅威だとした上で、協力的に対応ができない理由にいつもの靖国問題を挙げていましたが、ここ数日のの韓国ノムヒョン大統領の不可解な沈黙と、9日にHPに記載された常識はずれな日本批判、そして、ここまで来ても北朝鮮への批判を避ける中国側の対応を見て、もはや三カ国協調は夢物語と悟ったのか、7月9日付けの社説では、国際社会を引き合いに出し、北朝鮮を批判しています。(まぁ、ちょっと電波入っているのはご愛嬌。)

ここまでくると、鳩山幹事長のアジア軽視として、小泉首相の外交姿勢を批判することが、いかに滑稽で的外れな意見かがよくわかります。彼は、中国の代弁をしているに過ぎないことは明らかです。いずれにせよ、彼には日本の政治家を名乗る資格はありません。

朝日新聞にしても、民主党にしても、そして中国、韓国にしても、今回、安倍官房長官と麻生外相がここまでやるとは思っていなかったのではないでしょうか?

しかしながら、思い起こせば日米首脳会談にて、小泉首相が中国批判を繰り替えしたことは、このことへ布石だったのかもしれません。

現在、日本は一つの転換点に来ていると思われます。普通の国家への道のりはまだまだ遠いとは思いますが、いつか、これがその第一歩だったと思う日が来るでしょう。

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