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2006年8月17日 (木)

獅子身中の虫を排除せよ

中共が参拝を前に駐日大使を帰国させたようです。

中国「神社参拝時は駐日大使の召還を検討」

中国政府は10日、王毅駐日大使を本国に呼んだ。 小泉首相に対し、8月15日に靖国神社を参拝するなという事前警告を込めた行動だった。 こうした警告にもかかわらず、小泉首相が参拝を強行した場合、中国は王毅大使を長期間帰任させない方針であることが伝えられた。

  中国の強硬な態度はすでに4月に日本に伝えられている。 当時、胡錦濤・国家主席は談話を通じて「小泉首相が8・15参拝を強行した場合、中国も決断を下す状況に直面するしかない」と明らかにした。

  中国政府を代弁する官営新華通信は14日、「米国も北東アジア情勢を考慮しながら、小泉首相の神社参拝を冷静に見つめている」と主張した。 新華通信はこの日の特集記事で「小泉首相の参拝は隣接するアジア国家はもちろん、日本国内の民心とも遠ざかる行動になるだろう」と警告した。

  中国側はまた、安倍晋三官房長官が次期首相になる場合「靖国神社参拝を繰り返さないという条件で中国と韓国が一度は参拝を容認できる」と提案したという共同通信の報道に関し、「全く根拠がない話」と否認した。

2006.08.14 17:32:19 中央日報

古賀誠ら親中派が安倍支持に回った理由がなんとなく分かりました。

森氏、「官房長官は福田さんがいい」 総裁選後人事で

 自民党の森喜朗前首相は13日のテレビ朝日の番組で、ポスト小泉の最有力候補となっている安倍晋三官房長官が首相に就任した場合の自民党幹事長人事に関し、来年夏の参院選が厳しい情勢との見通しの上で、党の参院側幹部と太いパイプを持つ人物が必要との認識を示した。具体名として中川秀直政調会長古賀誠元幹事長久間章生総務会長額賀福志郎防衛庁長官を列挙した。

 また官房長官に必要な資質については(1)歯切れの良い言葉を使う(2)閣僚、役所をまとめるリーダーシップ―を挙げ「本当は福田康夫元官房長官がいいが、絶対に受けないと思う」と述べた。

 外相人事に関しては、麻生太郎外相の留任の可能性ととともに民間からの登用がありうるとの認識を示した。

(08/13 23:18) 産経新聞

親中派の狙いは、靖国参拝後の中共の対日強硬姿勢を外圧として利用した官房長官や幹事長などの党内主要人事への介入かと思われます。事実、次期政権に対する中共の政治的圧力は小泉首相の参拝を期に強まりつつあり、それに呼応して国内のサヨクマスコミもネガティブキャンペーンを行っています。

まさに外患を引き込む売国行為に他ならないですが、追い詰められた親中派とサヨクマスコミは、“窮鼠猫を噛む”心境で、何をやらかしても不思議ではありません。

現在の総裁選における自民党の総主流派体制は、親中派をはじめとする抵抗勢力をも内包しているためその舵取りは容易ではありません。

それは参議院選に向けて自民党の挙党体制維持を意識するあまり、党内バランスを重視する旧来型の政治手法に戻りかねない危険性を持っています。

総裁選以後がまさに正念場となりますが、安倍官房長官には、古賀誠がぼやいていたように、派閥の論理ではなく、国民の支持によって、脱派閥を目指した安倍官房長官が推されたのだという事実を踏まえ、常に国民の方向を向いて首相としての責務を果たしていただきたいものです。

8月6日、萩を訪れた小泉首相は松下村塾を訪れ、「志を持っている人は自分で成長していく」と語りました。そしてポスト小泉について「松蔭も晋作も、特別に同時代の人からぬきんでた高い志があったから、偉大な事業を成し遂げた」「この志はこれから後を継ぐ若い人たちも学ぶべき点が多い」と強調しました。

派閥の論理の持ち回りで、サメの脳みそでも総理をやれた時代は、小泉首相の就任を機に終わりを告げました。そして、今年の靖国参拝者が過去最高を記録したように、国民の危機意識も年々高まってきています。

次期首相は派閥の論理、政界のしがらみを超えた高い志で、国家の大計を示さなければならないのです。

その点から行くと、今回の小泉首相の靖国参拝は次期政権への大きな宿題といえます。親中派の圧力に負けるのか、高い志を持って跳ね返すのか、安倍官房長官には難しい舵取りが続くと思いますが、“自民党”のではなく、“日本”の舵取りをしているという気概を持って乗り越えていただきたいものです。

器が足りなくて潰れるならば潰れればいい。しかし潰れてもその改革への気概は残る。それを後に続く人が引き継げばいいのです。

よく人材がいないという話を聞きますが、あくまでも“派閥の論理ではいない”だけです。当選回数がどうこう言っているうちはよい人材が出てくるわけがありません。自民党のみならず世間を広く見渡せば、人材などいくらでも転がっているはずです。要は国政に対する“高い志を持っているか持っていないか”が重要なのです。

そしてそれこそが参議院選を勝利する唯一の方法ではないでしょうか。逆に自民党の党内バランスなどというちっぽけなことを重視して戦えば必ず負けること間違いなしです。派閥政治で国政を矮小化してはならないのです。

私は新内閣の官房長官の条件として①歯切れのいい言葉を使う②閣僚、役所をまとめるリーダーシップ+③中韓とやりあっても堂々と渡り合える強面とくれば、現外務大臣の麻生太郎以外の適任者はいないと考えています。

しかしながら現在の“派閥の論理”では名前さえも出てこない。そしてこれがこの問題の本質なのです。古賀などの親中派と見られていた連中が、小泉首相の靖国参拝に賛成するのも、自分たちが主流派にいれば、この“派閥の論理”を振りかざすことが出来ると考えているからです。いずれにせよ“福田官房長官ふたたび”という悪夢絶対に見たくありません

最後に外相ですが、この重要ポストに民間登用はありえないでしょう。親中派の元外務省出身者にでも分け与えるつもりなのでしょうか。残り少ないサメの脳みそも、この暑さでとうとう流れ出てしまったようです。おかわいそうに。

そもそも党内人事に安倍官房長官の元派閥の長というだけで介入してくること自体が間違いです。このようなたわごとは無視して、派閥横断的な人事を期待します。

次期首相に求められるものは“党を割る”勇気なのかもしれません。

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追記

8月15日、靖国参拝後の小泉首相インタビュー全文が首相官邸HPに全文UPされましたので、リンクさせていただきます。

小泉総理インタビュー 平成18年8月15日

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コメント

おそらく安倍総理誕生となるでしょうが、官房長官が福田氏?あーっ?絶対絶対反対です。私は麻生太郎氏は外務大臣留任でもいいのではないかと思います。そして、みなさん中川昭一大臣をお忘れではないですか?安倍ー麻生ー中川のラインは絶対に必要です。中川氏の対中韓への毅然たる物言いは官房長官でもいいと思います。最重要ポストは強硬派で固めたほうが、外交はうまくいきます。相手に舐められないこと、ケンカを売られたら買うくらいの気概があることが重要ではないでしょうか? いわゆるA級戦犯を分祀しても、靖国神社自体の存在を否定し、冒涜し、日本人の宗教観にまで口をだす朝鮮人どもを叩き潰したほうがいいと思います。

投稿: Yuki | 2006年8月17日 (木) 12時33分

阿部さんでなければ中川大臣を次期総理にと中川大臣を高く買っています。
応援のメールもたびたび送っています。

ソフトな、お顔の裏に、北海のヒグマと称されたお父上ゆずりの、意思の強さは政権欲しさに、靖国を壊しそうなそうな麻生さん以上に、外務大臣にうってつけと思っています。

投稿: 古だぬき | 2006年8月17日 (木) 12時46分

麻生さんがいいと思います。

そして、官房長官は中川(昭)で!!

投稿: 次期外相は | 2006年8月17日 (木) 13時11分

麻生官房長官
中川外相
町村幹事長 <--- 大事!
で、民間から
櫻井特定アジア担当特命大臣

是非是非!!

 

投稿: 未定 | 2006年8月17日 (木) 16時02分

外務大臣前原とかだめかなぁ?w

投稿: うにょ大佐 | 2006年8月17日 (木) 17時10分

皆様コメントありがとうございます
私としては中川昭一さんには農水相に留任してほしいですネェ。
今後50年で全世界的に食料不足=水不足に見舞われることは間違いなく、日本の将来を占う上で、農水相の役割が非常に重要なものとなるからです。

投稿: takayuu | 2006年8月17日 (木) 17時46分

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