不純なアジア外交研究会
武部幹事長曰く、アジア外交研究会は不純だそうです。
【プノンペン=加藤淳】カンボジアを訪問中の武部自民党幹事長は19日午前、プノンペン市のホテルで同行記者団と懇談し、山崎拓・前副総裁や加藤紘一・元幹事長らが自民党総裁選で優位に立つ安倍官房長官に批判的な立場から、アジア外交に関する研究会の発足を目指していることについて、「不純で、党内の大方の支持を得られるとは思わない。中国にこびる『土下座外交』はよくない。要職を務めた山崎氏らが足を引っ張るのでなく、安倍新体制をみんなでサポートするのが重要だ」と批判した。
(2006年8月19日14時3分 読売新聞)
アジア外交に対する考え方もはっきりしてきたようです。以前のままの「土下座外交」継続か、対等な日中関係を築く為に「外交の転換」をするか。
必ずしも親中ということが悪いというわけではありません。隣国中国とはいい関係を続けることは国益に適います。しかし、中国にこびるだけの「土下座外交」はもう結構。武部幹事長の言葉は、自民党内の媚中派に対する強烈なメッセージになるでしょう。
もう自民党には媚中派の居場所はありません。丁度いいところに、アジア外交に対するスタンスがぴったり符号するあの政党からお誘いがあったようなので、思い切って「加藤の乱再び」ってのはいかが?
民主党の鳩山幹事長は19日午前のTBSの番組で、自民党の山崎拓・前副総裁、加藤紘一・元幹事長らと17日に会った際、安倍官房長官が首相になった場合は、アジア政策での食い違いなどを理由に野党と連携して政変を起こすよう呼びかけたことを明らかにした。
鳩山氏によると、同日の「国立追悼施設を考える会」の主要メンバーによる会談で、「安倍さんが首相になり、若手に(政権が)引き継がれていけば、戦争責任の話が消え、アジアとの関係もますますおかしくなる。ならば、もう一度、決起されてはどうか」と促したという。加藤氏らが2000年11月、当時の森首相に退陣要求した「加藤の乱」を踏まえた発言だ。
ただ、鳩山氏は、両氏からは前向きな返答はもらえなかった、としている。
(2006年8月19日12時59分 読売新聞)
せっかくお誘いがあったのに前向きな返答をしないとは残念です。鳩山氏も”若手に(政権が)引き継がれていけば”などと山崎氏らの危機感をズバリ言い当てるとは伊達に一党の幹事長を務めているわけではありませんね。
しかし、ズバリ図星を突かれて正直に答えられるわけがありません。おそらく山崎拓、加藤紘一らの媚中派は、このまま党に居残ったまま安倍政権の足を引っ張りまくって参議院選を惨敗させ、その責任を待ってましたとばかりに追及し、安倍総裁に退陣を迫って自民党総裁の後釜になるつもりはなのですから。
谷垣氏への支持をはっきりと表明しないのもうなずけます。
未だに総理の椅子を狙い続けるその執念には頭が下がりますが、勘違いも甚だしい時代遅れの老頭児議員にはキッチリ引導を渡しておいた方がよさそうですね。
武部幹事長の手腕に期待します。
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※老頭児=ロートル 媚中派ということで中国語にしてみたり。
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コメント
今思えば、加藤の乱のとき、谷垣が袖にすがって引き止めたのが
いけなかった。
谷垣が止めてなければ、加藤の政治生命もなかったものを。
しかし、加藤もエロ拓も落選したときには小泉さんに助けられたくせに、当選したら反小泉にまわる。
このふたりを後生大事に担ぎまくる反日マスコミ。
ゴーリーキーさん。びしばしお願いしますよ。
投稿: 木元文明 | 2006年8月20日 (日) 12時48分