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2006年8月20日 (日)

民主化に耐えれない国

これはひどい。

中国河南省、エイズ対策食い物 党幹部ら治療支援金横領

 【北京=福島香織】売血によりエイズの病原ウイルスHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染が広がった中国河南省上蔡県で、地元の中国共産党幹部らが中国政府などの治療支援金や医療補助費を横領していたことが明らかになった。その額は1億元(約15億円)にも達するとみられる。

 河南省では、1990年代に省政府幹部の発案で農民から血を買って血液製剤を作り、それを上海の製薬企業などに売って省の収入にする「血漿経済」を導入ずさんな採血システムや器具の使用でHIV感染が一気に広がった。公式統計では河南省の感染者数は約3万5000人で、その5分の1が人口130万の上蔡県に集中している。

 中国や海外メディアの報道によって、事態の深刻さを知った中国政府や省政府は同県に多額の支援金を投入。昨年の県の歳入8369万元(約12億5500万円)の大半が、これらの支援金や補助金とみられている。

 また中央や省政府はエイズ治療に使われる115種類の薬品の代金を基本的に国などが負担し、患者は無料とする支援策をとっている。

 こうした中で、同県の最高幹部である楊松泉・党委書記が昨年8月、タクシー会社設立をめぐる収賄事件で逮捕されたことから、エイズ支援金をめぐる汚職事件が明るみに出た。

 中国の週刊紙「南方人物週刊」などによると、1年間にわたる取り調べの結果、楊書記の在任中の5年間で、中央政府の支援金の大半が楊書記ら20人の県幹部に横領されていた。

 エイズ治療薬についても、県内のある病院では患者から薬代を二重請求しているほか、市場価格3元(約45円)の抗生物質に6.9元(約103円)の値段をつけるなど2、3倍の水増し請求を行っていたという。

 温家宝・首相が昨年の春節(旧正月)に、上蔡県でも特にエイズ患者が集中している文楼村を訪問した際、県は村に水道を敷設し、診療所に大量の看護婦、医師を派遣。事前に感染者のうち希望者にブタを贈ることまで約束して、県がいかに感染者に配慮しているかをアピール。温首相が村を去ると同時に水道は止められ、医師、看護婦も村を出て、豚のプレゼントも立ち消えになったという。

 さらに、温首相は村人1人につき「お年玉」10元(約150円)を配ったが、県政府は村の人口を883人水増しして申請し、少なくとも8830元(約13万3000円)を詐取したという。

(08/20 01:35) 産経新聞

 中共の地方政府は、中央の統制がまったく効かない上に、道徳心すら欠如している。治療を受けれなければ死ぬしかない患者に対して薬代を二重請求し、中央からの対策金は幹部で山分け。

 中央から視察があったときだけ体裁を整え、視察が終わればすべて撤去し、挙句の果てに患者に対するお年玉すら水増し請求して詐取するとは、まさに世紀末。歴代の各王朝の末期と変わらない状況です。

 おそらく今後の国家対策プロジェクトも共産党幹部の汚職によって骨抜きにされることは間違いありません。その結果、近い将来、深刻な環境破壊と大陸中央部の食料不足によって、何百万人単位で人が死ぬでしょう。

 しかしながら、民主化して中国共産党を打ち倒せばこの状況を打破できるかといえばそうとは限らない。むしろルールを守る文化が無いところに、民主主義を持ち込めば今よりひどいことになるのは間違いありません。今の中国に必要なのは、自由ではなく、強権です。国民の多くを占める農民も、経済開放路線導入前の共産党の復活を待ち望んでいることでしょう。

 軍権を掌握した胡錦濤が強権を強め、反民主という立場を強めています。しかしながら今後、経済開放路線の継続と反民主化という相反する二つの矛盾を抱えて迷走することは間違いありません。もはや中共の崩壊は秒読み段階といっていいでしょう。しかし、今更どうにもなりません。打つ手無です。お手上げです。

 もし、胡錦濤が中国を立て直したらノーベル賞ものですね。

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