中共の深まる矛盾
今年は参拝者が最多を記録したそうです。
小泉純一郎首相が参拝した15日の靖国神社には、約25万8000人(同神社まとめ)が訪れた。統計の残っている00年以降の一日当たりの参拝者数としては最多となった。同神社広報課は「首相参拝とその報道で関心が高まった影響がないとはいえない」としている。
終戦の日の参拝者数は、小泉首相の就任後初参拝の2日後にあたる01年8月15日が、前年比約4万人増の約12万5000人。02~04年は5万~8万5000人で推移し、05年は関係団体などによる大規模な参拝推進運動もあり、約20万5000人に急増した。今年は朝方小雨が降ったが、首相が参拝した午前中に昨年を上回ったという。【竹中拓実】
毎日新聞
誤⇒「首相参拝とその報道で関心が高まった影響がないとはいえない」
正⇒「首相参拝とそのネガティブキャンペーンで日本国民の危機感が高まった影響がないとはいえない」
何が“小泉効果”だ。サヨクマスコミネガティブキャンペーンに対するこれが日本国民の答えだよ。肝に刻みたまえ。
ところで、小泉首相が参拝するたびに中国ではこの手の運動が盛り上がります。
まぁ、中国で手に入る正規の日本製品がどれくらいあるかは別として、
年々増え続ける中国の対日貿易赤字↓(出展:税関総署Web)
おかしいですね。小泉首相就任時からたびたびボイコットしているはずなんですが、年々中国の対日貿易赤字が増えてます。
相対して鈍化する対日輸出伸び率↓(出展:税関総署Web)
日本企業の製品が中国に受け入れられる反面、中国製品は日本にあまり受け入れられてないようですね。
2005年、中国の第2位の貿易相手国米国に1948億ドルの対中貿易赤字を計上していますが、第3位の貿易相手国日本は対中貿易で85億ドルの黒字となっています。(時事求是より)
中国が輸出をして、今の経済構造を維持するためには、日本から資本財、中間財を輸入し、それを加工して輸出しなければやっていけないのです。バブリー中国は日本からの貿易と投資が途絶えれば死ぬしかありません。
この結果を見る限り、反日でよりネガティブな影響を受けているのは中共の方です。やつらは口ではえらそうなこと言いながら、反日気質が嫌われて日本からの投資が途絶えることが怖くてたまらないただの醜く肥え太った豚なのです。
そのために自らが育てた反日ですら、上記の日中関係を損なわないようにするため、自ら規制せねばならない立場になってしまっています。
【北京・西岡省二】小泉純一郎首相が終戦記念日に靖国参拝したことを受け、中国指導部は国内の反日感情が再燃することを懸念し、大規模デモを封じ込めた模様だ。胡錦濤指導部には靖国参拝を契機にした対日非難の矛先が政権に向けられるのを警戒する一方、日本の次期政権と関係改善を目指す中で不利な要因は排除しておきたいという意図がある。
日本大使館前で15日午前、抗議行動を主導した反日の民間団体「愛国者同盟ネット」。サイト編集長の盧雲飛さん(31)は、毎日新聞に対し「抗議行動は事前に公安当局の許可を得ており、参加人数や抗議文の内容、スローガンの文言などは事前に届け出を済ませていた」と明かした。中国当局は、参拝に反対する市民に「はけ口」を提供する半面、過度な抗議行動は徹底的に抑え込むスタンスを明確にした。
中国国内では貧富の差が拡大する一方、官僚の汚職などが相次ぎ、市民には社会への不満がくすぶっている。中国指導部には「反日=反政権」(日中筋)との懸念が強く、昨年4月の反日デモと同様、反日感情が反政権に転換されることを強く恐れている。
また、反日デモでは在留邦人・企業などに被害が出て、中国のイメージが損なわれた。この教訓も背景にあるようだ。
毎日新聞 2006年8月15日 19時26分
参拝=悪であり、反日デモ=正義にもかかわらず、反日を煽る中共自らがその封じ込めを行えば、反日=反政府になるのは当然の帰趨です。中共は体制崩壊までこの矛盾で苦しめばいい。自業自得です。
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コメント
日本が立場を明らかにし正論を主張する事で、中共の矛盾が顕在化しましたね。
共産体制自体が「誰かを食わなければ自立運営できない」根本的矛盾を抱えているので、やがて体制の崩壊は間違い有りません。
日本はその悪い影響を受けないよう、よりアイデンテティを明確にする必要が有りますね。
投稿: MultiSync | 2006年8月16日 (水) 10時43分
中国は自己矛盾の塊です。
南京大虐殺(有ったのか?)を批判するが、
中国は東トルキスタン・チベットを侵略・虐殺しているのです。
自らを棚に上げ、他人を批判する二重基準。
この恥知らずこそ中国の体質そのものです。
無理して付き合う必要も無い。
ODAを止め、反日教育を止めさせる外交をすべきと考えます。
投稿: 青雲空 | 2006年8月16日 (水) 10時50分