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2006年8月31日 (木)

タシケントの桜

これはひどい偏向報道ですね。

首相が日本庭園を突然訪問 退陣目前で気の緩み?

 【タシケント30日共同】「心和むね」。小泉純一郎首相は30日午前(日本時間同日午後)、ウズベキスタン政府がタシケント市内に造った日本庭園を突然訪れ、散歩を楽しんだ。前日訪問したカザフスタンでも、予定になかったアスタナ市内の観光タワーを見学、警備関係者を慌てさせた。こうした気まぐれな行動には、9月退陣を目前にした“気の緩み”との批判も出そうだ。
 首相は日本庭園入り口近くの桜の木を見上げて「花見ができるな」。茶室では、茶器やよろいに触れ「日本をしのばせる。桜の季節には両国の友好の場所としていいな」と感想を漏らした。アヒルの親子を見つけ「かわいいなあ。カラスはいないのか。カラスにやられちゃうからな」と語る一幕もあり、リラックスした様子だった。
 庭園は、タシケント市民も散歩やデートに利用しているという。

8/30 (19:01) 共同通信

 タシケントに何故、桜があるのでしょうか?

首相、タシケントの日本人抑留者慰霊碑に献花

 【タシケント=高木桂一】ウズベキスタンを訪問した小泉純一郎首相は30日午前(日本時間同日午後)、タシケント市内にある「日本人死亡者慰霊碑」と「日本人抑留者記念碑」に訪れ、献花した。

 第二次大戦後、シベリアからウズベクに約25000人の日本人が強制移送され、過酷な労働を強いられた。このうち帰国の夢かなわず死亡した813人が国内10カ所に埋葬されている。首相が足を運んだ慰霊碑はそのひとつ。

 これに先立ち首相は、日本人抑留者が建設した「ナボイ劇場」に立ち寄り、先人たちの「遺産」に目を細めた

(08/30 20:22) 産経新聞

 このタシケントの桜は、元ウズベキスタン特命全権大使を務めた中山恭子氏が、ウズベキスタン人が現在に至るまで、日本人抑留者の埋葬された共同墓地を忘れずにいてくれたことに「人と人のつながり」を感じ、植樹を決意したものです。

 そして、今回、小泉首相が日本の首相として初めてウズベキスタンを訪れ、抑留されて亡くなった方々の慰霊碑に献花し、その後、タシケントの中央公園に訪れ「日本をしのばせる。桜の季節には両国の友好の場所としていいな」とその桜を褒めたわけです。きっと小泉首相はその桜に、遠く離れた日本とウズベキスタンとの“つながり”を見たのでしょう。

 現地で管理してくださっている方々には非常に喜んでいただけたと思いますが、これを“気の緩み”と批判される共同通信の記者さんは、いったいどのようにお考えなのでしょうか?そして産経新聞の記者さんも、ウズベキスタンが親日国とまで書いたなら、その理由もしっかり書きましょう。このような報道の仕方では、日本人のウズベキスタン人考に悪影響を及ぼすだけです。

 中山恭子氏曰く「結局、国と国のつながりは、人と人とのつながり」

 日本人捕虜が抑留中につなげたウズベキスタン人との“つながり”は、脈々と世代間に受け継がれ、それを赴任して感じた中山恭子氏が桜を植樹することで、今、小泉首相へとつながった訳です。

 ウズベキスタンでご苦労を重ね、骨を埋めた先代の功績に感謝し、今後も両国が友好関係を深め、ともに発展していくことを心から願っております。

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コメント

久保有政氏によれば、応神天皇の時、来日した弓月王に率いられた秦氏の故郷の「弓月」の南側はキルギスタンに接しており、キルギス語と日本語は意味も発音も同じという言葉が数千もあるそうです。
また、松本秀雄氏によれば、血液型のGm遺伝子で日本人のルーツを調査すると、原日本人はバイカル湖周辺から来たそうで、このような背景で、中央アジアのキルギスタンやウズベキスタンの人々が日本人に似ているようです。
つまり、双方のご先祖さまの導きで、日本人捕虜とウズベキスタンの人々の親密な交流が実現していたのでしょうね。

投稿: 鹿 | 2006年8月31日 (木) 16時19分

「小泉首相また外遊、7日からフィンランド訪問」

こちら読売新聞のニュース速報見出し。
”また”の表現で首相が遊びに行く
というようなニュアンスである。

マスゴミの意に反して任期終了間際にも拘らず
依然として支持率の高い首相に対する皮肉なんだろうなあ。

だからお前んとこは”読捨て新聞”なんて揶揄されるんだろうが。

投稿: 通りすがり | 2006年8月31日 (木) 17時14分

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