「プラー・ニン」
今日はタイ王国と天皇陛下の話題です。
バンコク16日共同】タイで発行部数最大のタイ・ラット紙は16日までに、読者などを対象にした調査を基に、同国のプミポン国王の在位60年記念祝賀行事に出席した25カ国の王族、皇族のうち「最も感銘を受け、最も洗練されていた」のは天皇、皇后両陛下だったと報じた。
同紙は祝賀行事に出席した各国のロイヤルファミリーの特集の中で、両陛下はタイ王室と最も関係が深く「国民が最も(訪問を)待ち望んでいたロイヤルカップル」と紹介した。
さらに、両陛下が13日にバンコク市内のチュラロンコン大を訪問した際、大勢の市民が待ち受けたことも「まったく驚きではない」とした。
(共同通信) - 6月16日10時59分更新
タイでも愛される両陛下と天皇家。いい話ですね。で、上を裏付ける事実がこれです。
【バンコク=岩田智雄】タイのプミポン国王の在位60周年記念行事に招待された25カ国の王族の送迎車が23日、バンコクで競売にかけられた。24日付バンコク・ポスト紙によると、天皇、皇后両陛下が乗られたベンツが最高額である1185万バーツ(約3555万円、1バーツ=約3円)で落札された。
この競売は、ダイムラー・クライスラー・タイが行ったもので、競売に出された車はベンツ計40台。このうち30台が落札され、タイの自動車ディーラーが両陛下の車を落札した。
続いて高額だったのはブルネイのボルキア国王が乗った車で1120万バーツ。好男子ぶりが評判となり、タイで人気が急上昇中のブータンのワンチュク皇太子の車は1110万バーツで落札された。競売の収益金の一部である578万バーツが、病気療養中のプミポン国王に寄付される。
(07/24 13:00) 産経新聞
こうやって見てみると、タイ国民って結構王族マニアですね。そんな中でも天皇、皇后両陛下の人気は絶大です。特に天皇陛下とタイ王家は皇太子時代から交流があり、その中でも「プラー・ニン」の話は有名です。在京タイ王国大使館HPにもその記載があります。
2006 年 6 月 11 日~ 15 日、天皇・皇后両陛下はプミポン・アドゥンヤデート国王陛下御在位 60 周年記念式典に御臨席されるためタイを公式に御訪問されます。
62 年間という長い年月日本国天皇に御君臨された昭和天皇の第一皇男子であられる天皇陛下は、 1989 年に御即位されました。陛下は皇后陛下と共に、障害者・高齢者・子供の生活水準を向上させるため献身的に御公務をされています。
天皇陛下は皇太子時代、 6 回タイを御訪問され、 1964 年の御訪問時にはプミポン国王陛下に栄養価の高い魚「ティラピア・ニロチカ(タイ語名:プラー・ニン)」を贈られました。後にこの魚は、栄養に偏りが見られた地方に住むタイ人及び周辺国の人々の貴重なタンパク源となりました。
天皇・皇后両陛下は、御即位後、初の外国訪問として 1991 年にタイを訪問され、また国王・王妃両陛下は 1963 年に日本を公式訪問されるなど、伝統的にタイ王室と日本皇室の間には親密な関係が築かれています。
今回、天皇・皇后両陛下はシンガポールとマレーシアにお立ち寄りになられてからタイを御訪問される予定です。
在京タイ王国大使館HPより
プラーは魚、ニンは陛下のお名前の明仁の「仁」の字からとられたそうです。そして、そのことをほとんどのタイ国民は知っており、それが天皇家の人気にもつながっているそうです。
やはり、友好国というのはこういった国を指すのでしょうね。朝日新聞や小沢代表の言うところの”アジア”にはタイが入っていないことは確かです。
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コメント
こんにちは。初コメントです。
>タイ国民って結構王族マニアですね。
今春、タイの片田舎に行って来たのですが、あちらこちらに国王の写真が掲げられていました。5階建てのビル壁面全体の巨大な写真から、バラック建ての商店の奥にあるポートレイトサイズのものまでいろいろでした。
ガイドブックにも、タイ国民の国王に対する尊敬が厚いと書かれていましたし、そういうお国柄なんですね。
20年ほど前ですが、私が学生時代にお世話になった古い合宿所にも天皇皇后両陛下の写真が鴨居の上に掲げられていたのを思い出しました。戦前の日本も今のタイのようだったのかなぁと思いましたよ。
投稿: j.seagull | 2006年7月26日 (水) 12時54分
コメントありがとうございます。
戦前の反動から、休日に国旗を出す、天皇陛下の写真を飾るといったことが出来にくくなったのかもしれません。
こうやって素直に敬愛できるタイ国民がうらやましいですね。
投稿: takayuu@管理人 | 2006年7月26日 (水) 18時49分