靖国参拝
かつて小泉首相は、靖国参拝について、中国共産党の内政干渉に対し「心の問題だ」として拒否しました。
サヨク勢力は、靖国参拝について訴訟を起こし、マスコミも事あるごとに靖国参拝に対する質問を繰り返し、親中派勢力も同調して、反対の声をあげましたが、小泉首相はそれらの声に対しても態度を変えることなく、いま、8月15日の終戦記念日への参拝へと向けて行動しています。
首相のいう、「心の問題」とはどういうことなのか。かつて、戦後一貫して反戦、反日教育を受けてきた私にとって、いまひとつ理解することが出来ませんでした。おそらく、現在、靖国神社参拝に反対する人たちの中にも同じように感じる人がいるでしょう。「中韓がそんなに騒ぐなら、行かないほうがいいんじゃないのか?自分たちには関係ない事だ」と。
隣国、韓国は、いま、左翼勢力に国家の中枢を握られ、盧武鉉大統領が親睦化政策をとっています。その、傾倒ぶりは、六カ国協議、テポドン2号のミサイル問題、拉致問題の韓国政府の対応を見ても明らかです。
そんな中、気になるニュースを見つけました。
北朝鮮の警備艇が北方限界線を越え先制攻撃してきたことに端を発した西海(黄海)交戦で6名の将兵が戦死してから2年が過ぎた。彼らを称える追悼式が昨日、平澤(ピョンテク)海軍第2艦隊司令部内で遺族をはじめ150人が出席した中行われたが、悲しいことこの上なかったという。この知らせより惨憺たる思いがするのは、この社会とこの政府に向け遺族たちが浴びせ掛けた質問と絶叫と絶望感だ。
「西海交戦が起きた時も今のように監査員が来て経緯を監査したのか」
「私の子供たちが死んだ時、どこの誰が謝罪したか」
「他国に金儲けに行き亡くなった人間には地位の高低に関係なく続々と弔問しながら、国のために命を落とした6名の将兵の告別式の際には誰が来たか。政府の人間どころか国防長官や合同参謀会議議長すら参加しなかった政府ではないか」
私たちを惨めにさせているのは「顕忠院(国家のために亡くなった人間が安置される国立墓地)に埋められている子供たちを故郷に連れ帰ろうと思う」というある父親の吐露だ。この父親は今の世の中の動きを見るにつれ北朝鮮の兵士によって命を失った子供は罪人にしかなれないのではと反問しながら、息子の遺体を故郷の先祖の墓の下に連れ返りたいという。
ある親は自分の子供を殺した北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)より米国を敵だとする韓国人の方がさらに恐ろしいと言った。夫を失ったある未亡人が「韓国を去る準備をしている」と言ったことを伝え聞きながらこれ以上国を弁護する勇気すら失ってしまった。
この未亡人は在韓米軍司令官が2周忌を翌日に控え送ってきてくれた慰労の手紙を紹介しながら、「むしろ米国人の方がもっとよく覚えてくれている」としながら、「正直に言って韓国が嫌い」と話したという。
6名の将兵たちは国家の命に従い祖国のため若々しい年齢で命を落とした人間たちだ。この国がまともな国だったなら、告別式には当然大統領が出席したであろうし、彼らは今、西海の英雄として奉られたであろう。しかし彼らの父親は息子の遺体を顕忠院から故郷に移したいとし、その未亡人はこの国を去りたいという。
このままでは今後誰が祖国の危機・難局の前で自らの命を投げ出そうとするだろうか。いや、彼らにこうした陳腐な言葉を吐かせたところで国がどうして厚かましく彼らに国のためといって命を要求することができようか。
もちろん北朝鮮との関係改善も重要だ。しかし南北和解を推進することと、国のために命を落とした彼らをこのように冷遇するのは全く別の問題だ。それは国が国らしくあるのかという品格の問題だ。
2004年6月29日付 朝鮮日報社説
私は今日付けの、朝鮮日報の記事を見て、西海交戦に関する検索をしていた時にこの記事を見たとき、涙が出そうになりました。
「心の問題」ということは、まさにこういうことだと思います。そして、靖国参拝を外交問題化し、日本の首相の公式参拝すらままならない状況を作り出した日本のサヨク勢力と、サヨクマスコミに対して、激しい憤りを感じずにはいられません。
戦争に反対だとか、アジア外交が重要だとか、そんなことは関係ない。私も彼らに言いたい。「もちろん、中国、韓国との関係改善も重要だ。しかし中国、韓国との友好を推進することと、国のために命を落とした彼らをこのように冷遇するというのはまったく別の問題だ。それは国が国らしくあるのかという品格の問題だ」と。
小泉首相の先日の発言について、いろいろと意見が分かれるところだと思います。
たしかに、「個人の自由」ではなく「公式参拝」であるべきだ。しかし、私は、どんな批判を受けようとも、参拝を続けた小泉首相を支持します。そして、今年は是非、8月15日に参拝していただきたいと思います。出来れば公式参拝にてお願いいたします。
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